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(すぅじぃず・にゅうす)
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人間死んだらおしまいよ
2004年 11月 26日 *
 人が死ぬと、葬儀に続いて、年金などの公的なものから、生保などの私的なものまで、幾多の手続きに、法要の手配など、ほとんど悲しんでらんないっ!くらいやることが待っている。

 そういった面倒な作業は、遺族に落ち込む有余を与えないために用意されている、と聞いたことがある。確かにそうかもしれぬ。でも、それにしても多いよっ!

 今日も四十九日までにやらなければならない墓石関係の手配を、葬儀屋さんに指摘され、慌てて連絡に走る。母の墓をお願いした石屋を探さねばならないのだが、30年も前のことなんて、知らないよ。父がすべて仕切っていたんだもの。

 書類のありそうなところを探す。だいたい私は失くし物は大得意だが(いばれネー(^o^))、探し物は超下手だ。もおぉ、「お父さん、どこよ!」って、本当に聞きたくなる。

 必死に探して、どうにかそれらしき書類を発見。石屋に(今もあって、よかった)何とか連絡がついて、法要に間に合うように手はずを整えた。ひとまず安心。

 他にも公共料金の名義の書き換えとか、各種支払いの口座変更とか、あ~あれもあった、これもやらなきゃいけないのか、と日が経つに連れ、作業は減るどころか、どんどん増えていく。

 改めて、世の中から人1人がいなくなるってことは、大変なことなんだ、と実感する。父なんて仕事は完全に引退していたし、社会的地位があったわけでもない。そんな人でも、た~くさん社会とのつながりはあったのだ。

 この作業は、生きていた人の痕跡をひとつひとつ消す作業に他ならない。こうすることで、肉親の死を徐々に受け入れられるのかもしれないけど、やっぱり寂しいよね。

 超高齢化社会になって、「長生きするリスク」なんて、長寿ばかりがいいことなのか、危惧する論調もあるけど、たとえ意識がなくても、痴呆になっても、生き続けることはすごいことだと思う。

 だってだって、人間死んだらおしまいよ、ほんと。
by Suzie(すぅじぃ) by cafesuzie | 2004-11-26 20:56 | 雑感 *
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