人気ブログランキング | 話題のタグを見る
(すぅじぃず・にゅうす)
suziesnews.exblog.jp
Top
生まれた町で思うこと
2005年 03月 20日 *
腹はトイレへ行ったら、直った。繊維質を一時に大量摂取したので、腸が対応しきれず、暴れだしたらしい。失礼しました。亀戸大根恐るべし。

今日はお彼岸の中日。お墓参りに行った。もっと暖かいと思ったのに、雲り空で寒い。姉の一家といっしょに行った。といっても、話をしたのは子供たちとだけ。子供は無邪気でいい。姉や義兄はどこにいたのか?

帰ってきて、駅ビルとマルイでお買い物。最近この町が、ちょっぴり好きになってきた。もちろん、生まれ育った町だから、愛着がないわけではない。

しかし、下町といっても上野や浅草といったメジャーではなく、谷中や根津のように粋な風情があるわけでもない。垢抜けず、野暮ったいC級下町。それに下町特有のクサミやディープな雰囲気が苦手で、「いつか脱出したい!」とずっと思っていた。

30も後半になって、念願かなってやっと脱出。小田急線の多摩急行の止まる町で、憧れの世田谷生活をはじめた。

そこはコンパクトながら、駅ビルや細長い商店街があり、便利で、かつ世田谷といっても、気取ったところがなくて親しみやすい町。新宿や渋谷にも出やすく、ボロアパート暮らしだったが、すっげく気に入っていた。

もっとずっと住んでいたいと思っていたのに、予期せぬ父の病気で戻らざるをえなくなり、断腸の思いで引越し。父の看病中で一番辛かったことは、実は引越しをしたことであった。

また、あのC級下町に戻るのか、う~んざり、と内心思っていた。しかし、変化を嫌う下町にも、時代の波はヒタヒタと押し寄せていた。脱出していた間に、地殻変動が起きていたのだ。

マルイ様がオープンし、駅前がきれいに整備されたのに伴い、周辺の小汚い店も淘汰され、おしゃれな店がポツポツ出現するようになった。

劇場もでき、今度は東京芸術大学の誘致にも成功したらしい。これまで不毛だった文化や芸術、教養の香りが、ほんの少し漂い始めた。町全体が多少なりとも洗練され、ボトムアップされ始めたのだ。

考えてみれば、この町には何でもある。にぎやかな商店街やデパート並みの駅ビル、銀行、区の出張所、スーパー、コンビ二、大型書店、大規模な図書館、充実してなかった医療機関も、メディカルビルがオープンし、事情が一変した。

おかげで、すべてが地元から出ないで事足りるようになった(それがいいのか、悪いのか、わからないが)。最近では洋服も地元で買う。

こんな便利な町に家があるのに、わざわざ大枚はたいて、別の町に行かなくてもいいかな、そんな風に思えるようになってきたのだ。

ボトムアップされたといっても、まだまだ物価は安いし、東京の西部や中心地に比べれば、マンションや家賃だって、格段に安いのだ。この町なら、新築マンションも夢でないかもしれない。

もう少しこの町に住んでみようかしら、そんなことを考えながら、家に帰ってきた。

今日は、地震に地下鉄サリン10年、韋駄天の人質解放など、ニュースがいっぱいだったのに、こんなのどかなことを書いてしまった。ニュースは明日にでも。
by Suzie(すぅじぃ) by cafesuzie | 2005-03-20 20:43 | 雑感 *
<< 地震の備え ページトップ 気になる言葉 >>
The Original Skin by Sun&Moon