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(すぅじぃず・にゅうす)
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自白の信用性って?
2005年 04月 07日 *
今日も今日とて快晴。晴れて暑い。桜は週末まで持つのか。ちょっと心配になってきた。
自白の信用性って?_b0037223_2223110.jpg今日の桜の写真もあったのだが、まだ、ノートの画像ソフトはいかれたままで、アップできず(8日にアップしました。1本に薄ピンクと濃いピンクの桜の咲く木があったので、お披露目)。

さて、今日は日韓外相会談もあったが、むかつく内容のようでよく聞いてない。それよか、ちょっとズレてるが、気になるニュースがあったので、書き留めておく。

名張毒ぶどう酒事件。そんな事件ちっとも知りませんでした。だいたい「ぶどう酒」っていうのが、年代を感じさせる事件だ。「ワインとは違うのかい?」まず、最初にそう思ってしまった。1961年の事件。

そして、40年以上たって、やっと再審の道が開かれた。長い長い年月、被告はもう79歳だ。時代は「ぶどう酒」でなく、「ワイン」になり、特別な飲み物ではなくなってしまった。早く再審を進めてあげてほしい。

自白の信用性と証拠に疑義があるとのことだが、そもそも自白なんて、自分がやってもないことを、話すわけがない、と普通は考える。でも、どうもそうでもなさそうなのだ。

これはある選挙に立候補した候補者の選挙運動を手伝った知り合いの話。

彼女はアルバイトだったのだが、その候補者が選挙違反をやらかして、逮捕された。アルバイトといえども、全員任意で、警察の事情聴取を受けた。決定的証拠をアルバイトが握っているとも考えられないが、聴取は長時間に及び、同じことを何度も繰り返し質問されたという。

「さっきも話した」は許されず、聞かれるたびに同じことを、一から話さなければならなかったそうだ。事実の整合性を確認するために、同じことを聞くのかもしれないが、大して時間をおかずに、何度も何度も聞かれ、「もう勘弁してよ」という気持ちになり、精神的に参ったといっていた。

選挙違反のアルバイトでもこれなら、もし、これが犯人と目されたら、その追及たるやすごいだろう。ましてや、今より人権意識の低い40年以上も前のこと。

取調官に執拗に「おまえがやったんだろ!」といわれれば、もう話さないと、逃れられないという極限の精神状態に陥って、思わず「私がやりました」と口走ってしまうかもしれない。もちろん、そこから「犯人しか知りえない事実」を、引っ張り出すんだろうが。

そう考えると、仙台の北陵クリニックで起きた筋弛緩剤投与事件も本当に守大助被告が犯人なのか、わからなくなる。

先月末、仙台地裁で無期懲役の判決が出たが、守被告は無実を訴え続けている。ひょっとして冤罪の可能性だってある。

亡くなられた方の家族にとっては、怒りの持って行き場がなく、救いのない裁判かもしれないが、無実の可能性のある者に罪を着せることはできない。

私はあらゆる状況証拠が、自分を黒とする方向に向いてしまう、万に一つのものすごい偶然て、あるんじゃないかと思う。きわめて低い確率かもしれないが、絶対に起こり得ないとはいい切れない。

そんな不運にハマってしまったら、もう抜け出せない。それこそ、映画「逃亡者」だよね。

これからこの事件はどうなるのだろう。密かにウォッチしてみるつもり。
by Suzie(すぅじぃ) by cafesuzie | 2005-04-07 21:57 | ニュース *
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