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(すぅじぃず・にゅうす)
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「ガンと栄養」セミナーに参加して
2005年 06月 11日 *
今日は「ガンと栄養」なるセミナーに参加した。

なんで、アンタが?と思うなかれ。この催しは、ガンの患者のための精神的なサポートをするNPO「ジャパン・ウェルネス」が主催している。私はこの「ジャパン・ウェルネス」の会員なのだ。

何で会員なのかというと、去年父のガンを知ったとき、自分でどうにもならないほど、心がバタバタ揺れまくり、たどりついたのがこの会だったのだ。

同会は前向きに生きている患者さんと家族のためにあるので、父が死んでしまった今は、入会している意味はないかな、と思ったが、なんとなくすぐやめるのもイヤだったので、まだ継続している。

今日のセミナーの小テーマは、「ガンになってからの食事療法」「ガンにならないための食事療法」など。もちろん聞きたかったのは、2番目だ。

私は両親をガンで亡くし、親戚にもガン経験者が少なくない。ガン家系というものがあるのなら、そういえるのではないか。ガンにならずに天寿を全うしたいので、注意するに越したことはないと思っての参加だ。

同行者は1月に治療を終えた元患者さん。しかし、前半はみの何某が声を張り上げていうような、「これを食べれば大丈夫!」的な目新しいものはなかった。

「バランスの取れた栄養を摂る」
「食べ過ぎは避け、脂肪は控えめに」
「酒はほどほどに、タバコは少なく」
「焦げやかびたものは食べない」(※焦げも気にするほどのことはないとの報告もあり)
「適度に運動を」などなど。

な~んだ、拍子抜けするほど当たり前のことばかり。もちろん、みの何某流のスーパー食品を期待していたわけでないけど、う~ん、なんか物足りない。新しい方向性を与えてくれる指針はないの?

後半の質疑応答になって、やっとおもしろくなってきた。講師の一人は例の国立がんセンターが発表した「野菜や果物をたくさん摂っていても、ガン予防の効果は見られない」という研究論文を書いた当の研究者の1人であった。

これについて、講師は補足をしていた。「野菜や果物を摂ればいいといえないことは、他の調査でも同様の結果を得ている。ガン予防と食事の関係は、従来考えられていたものより、濃くないと思われる」。

へ~それって、食事とガンには大した相関関係はないと、いっちゃってるってこと? 

素人なりに考えると、どうもガンになるかどうかは、食事だけが問題ではなく、ストレスや性格、体質や体格など、複数のリスクファクターが、偶然にも運悪く複合的に重なったことにで、遺伝子に傷がつき、発生するのではないだろうか。

ということは、自分では防ぎようがないってこと? もっとも85歳以上になれば、ほとんどはガンになるそうだから、歳をとったら、ジタバタしてもしようがない。

自分の体の声をよく聞き、変調があったら、即医者に駆け込む(それも信頼できる医者でないと意味がない)。それが唯一の予防策なのかな、と思って帰ってきた。

たまにはマジメなエントリーで。
by Suzie(すぅじぃ) by cafesuzie | 2005-06-11 23:26 | 健康・医療 *
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